「バリでの出来事」9話から

会社をクビになったスジョン。
失意の中、イヌクとすれ違うシーン。

このシーンを初めて観たとき、鳥肌が立ちました。

クビになって力を失っていたスジョンの瞳が、イヌクを見つけた途端、みるみるうちにキラキラと光り出すんですよね。
でも、イヌクは声を掛けることもなく通り過ぎてしまう。
すると、またスッと力を失う瞳。
スクショではわからないけれど、息遣いで肩が上下して、スジョンの心の揺れが伝わってくるんですよね。

うわぁ、この人上手い！って思いました。(上から目線でスミマセン)
表情をほとんど変えない中で、瞳と息遣いで心の動きをこんなに表現できるなんて。


それまでも、ジウォンさんの大きな魅力の１つは雄弁な瞳だと思って観ていました。
特に切ないシーンでのジウォンさんは絶品で、瞳を潤ませたり、ぽろぽろと涙をこぼしたり、どうしてこんなに感情を表現できるんだろうと感動してたんです。心を鷲づかみにした、ジウォンさんの瞳。

でもここでは涙はなくて。それでもスジョンの心の動きが手に取るようにわかって…。本当に素晴らしかった。

今回観返して、またしてもその素晴らしさに感じ入った私でした。