おひさまに魅せられて

おひさまに魅せられて

韓国の女優ハ・ジウォンさんのファンブログです

私の好きな映画

2013年に公開された「陽だまりの彼女」。
今年の3月に韓国で公開されるそうです。
 
 
私がジウォンさんに落ちる前に好きだった女優さんは、上野樹里さんです。
今でも日本の女優さんの中では一番好きです。(結婚後、寡作なのがもったいない!)
好きな理由は、やっぱり演技の上手さ。
瞳で語れる女優さんです。
台詞がなくてもしっかりと伝わってくるし、「哀」の演技が上手い。
そして、演技に取り組む姿勢も素晴らしいんです。
 
 
上野さんというと「のだめ」のイメージが強すぎて、「何をやってものだめ」なんてネガティブな評価をする人もいますが、いやいやどうして、彼女はジウォンさんと同じく「八色鳥」の演技が出来る希有な女優さんです。
 
私が上野さんを知ったのは「ラスト・フレンズ」で、のだめの女優さんだとは知りませんでした。台本を読んで、「よし、切ろう」と思って家にあった百均のはさみで(笑)髪を切ったという裏話に、他の女優とは違う“役者魂”を見ました。
 
彼女はよく「憑依型」とも言われるけれど、「(役柄の)その人になる」女優です。作品の中では「上野樹里」を感じさせないし、作品を見終わった後、その人物がどこかで生きているんじゃないかと思わせるような、そんな演技ができる人です。
「その役の人生を生きる」から、そう思えるんだろうなと思います。
だから、演じた役の名前で呼ばれることがあるんですよね。
 
あるインタビューで「なぜ芝居を続けているのかなと改めて考えてみると、人間の感情をこぼさず拾い、心と体を目一杯使って伝えるということに興味が尽きないからです。それはつまり、自分自身と真剣に向き合うということです。…何より『楽しみにして見ています』と仰ってくれる方の為にいい作品を届けたいからです。」と話していた上野さん。
演じる前にしっかりと準備をして臨み、いい作品を作ろうと努力を惜しまない姿勢が素晴らしいと、共演者やスタッフから絶賛されていました。
「陽だまり」の現場には、過去に一緒に仕事をした監督さんたちが陣中見舞いに来られたそうです。彼女の復帰を喜ばれたんでしょうね。
 
 
そして人間的な魅力も。
彼女の持つ瑞々しさ、清廉さが私は好きでした。
こういうものって、限られた人にしかないんじゃないかと思うんですよね。
ちょっと天然で、飾らない人柄も好ましかったな。
 
 
陽だまりの彼女」は、大河ドラマ以降長期休養に入っていた上野さんがオファーを受け、初めて自分からやりたいと思って出演を決めた作品だそうです。
後のインタビューで「そういうエネルギーが今の自分の中にあって良かったと思います(笑)」と答えるほど、大河への批判を一身に受けて疲れ切っていた彼女が、休養期間を早めに切り上げてまで演じたかった役。
これがまたいいんです(^^)
ファンタジーなので彼女が演じる「真緒」には秘密があるのですが、それを知ってから見返してみると、もう○○にしか見えない演技なんですよね。
心がほんわかする、好きな映画です。
 
ラブストーリーなので、「どんな気持ちで演じていたのか」と訊かれた上野さんは「浩介が好きっていう気持ち」と答えていました。観客は真緒を通して浩介を観るわけなので、そういう気持ちで演じるということは、浩介を素敵に見せるための彼女の演じ方なんだと思いました。そして、その気持ちは作品を撮っている間だけの感情というのが上野さんらしい(笑)どこまでも「作品のため」なんですね。
 
 
 
韓国でも上野さんの評価や人気は上々で、私の好きな韓国映画「ビューティーインサイド」にも出演しています。
というよりも、上野さんが出たから観て、その世界観が好きでお気に入りになった映画なんだけど(^_^;
 
(ポスターにもいますね)
 
この映画の中で、とっても重要なシーンの「ウジン」を演じているのが、チョン・ウヒさんと上野さんなんですよね。
ストーリーの中でも重要な場面に起用するということは、やはりそれに値する俳優と目されているからだと思いました。
 
 
 
 
久々に上野さんについて熱く語ってしまいました(^_^;
ジウォンさんのことばかり考えているところに、大好きな「陽だまりの彼女」の話題が来たのでつい語りたくなりました。
 
私の好きな女優さんは美しい瞳の持ち主だ、ということをしみじみと感じた夜でした。